こんにちは、Usukeです!
最近YoutubeとかAmazonPrimeとかNETFLIXとかいろいろなサブスクの動画サービスが増えてテレビを一切見なくなりましたよね(同調圧力)
おすすめの映画の中には、昔原作小説を読んだことがある作品も紹介されていて、少し嬉しくなったりもします!
僕は映画やアニメなどの派生作品が気に入ると、原作を改めて読んでみたくなるので、
映画館の帰りにはよく本屋によって小説を買って帰ったりしていました
そんな感じで、結構カモムーブな私Usukeですが、そもそも本屋にはしょっちゅう足を運んでいました。
週一で本屋に行ってたいして変化のない売れ行きランキングを眺めて、
小説コーナーに行ってはビジネス書、実用書も目を通し、最後に漫画コーナーへ。
といったルートで店内を歩き回っていました(笑)
そんな事をしていたら一日に5,6冊まとめ買いしてしまったりもしょっちゅうでした!
「え、そんなに一気に買ってちゃんと読めるの?」という方、実は本には読むコツがあるので、気になる方はぜひこちらも読んでみてください!
長くなりましたが、これまでに結構な冊数を読んできた僕が、今まで読んできた中で面白かった小説を紹介しようと思います!
1冊目:県庁おもてなし課
1冊目は『県庁おもてなし課』です!
著者は『図書館戦争』、『3匹のおっさん』、『フリーター家を買う』
などの作品で有名な有川浩さんです!
僕は有川先生の作品がとても好きで、上にあげた3作品以外にも
多くの作品を読破しましたが、どの作品も面白いのでおすすめです!
今回紹介する『県庁おもてなし課』は有川先生の作風、魅力がふんだんに詰まった作品で、
キュンキュンする恋愛要素、主人公の頑張りと成長など、老若男女問わず楽しめます。
物語も複数の舞台転換があり、楽しめるポイントも多いです!
何より有川先生の書く文章はとても読みやすいのでするする読めちゃいます。
ライトノベルくらいの気持ちで読める上に、明るい物語展開なので万人受けする良い作品だと思います!
ストーリーは、有川先生の出身地である高知県が舞台で、
実際に2007年高知県観光振興部に設置された「おもてなし課」を舞台として、
地域を盛り上げるために設置されたものの、
お役所特有の仕事観でズルズルやっていた所から
段々と部署自体が成長していくストーリー展開が魅力です!
有川先生のえがく女性はなぜあんなにもキュンキュンするんでしょうね!?
2冊目:約束の森
2冊目は沢木冬吾先生著『約束の森』です!
沢木先生は『天国の扉』、『償いの椅子』が有名な方で、ミステリーのジャンルを書いている作家です。
僕自身は、この作品を高校3年のころに読んだのですが、面白すぎて受験期にもかかわらず続けて3回読み返しました(笑)
この本の魅力は何よりも”絆”です!
人と人との絆、愛犬との絆がとても深いです!
本の表紙を見ると分かりますが、この作品にはトーベルマンが登場します。
話の内容は、
妻を亡くした元刑事の四十九歳の侑也が、学校に通ったことのない二十三歳のふみ、元陸自で隻腕の十九歳の隼人と一緒に秘密の任務で疑似家族を演じることになります。
そんな中、虐待を受けていたドーベルマンのマクナイトを引き取り3人+1匹の生活が始まります。(正確には+1羽います(笑))
初めは任務で一緒になった3人でしたがマクナイトの加入をきっかけに衝突しながらも、段々と本当の家族のように絆を深めていきます。
物語の終盤には3人が互いを思いやって奮闘する展開は目の前にそのシーンが見えるくらい迫力があり、主人公とマクナイトの死線をくぐりぬけていく姿は圧巻です。
終盤こそハリウッド映画のような壮大なアクションが楽しめますが、中盤は家族とのほのぼのとした話だったりもあります。
物語全体を通してみるとヒューマンドラマで感動できますので、いろんな要素モリモリの話が好きな方は絶対にはまれると思います!
3冊目:空飛ぶタイヤ
ミスターどんでん返しと言えばこの人、池井戸潤先生です!
『下町ロケット』シリーズ、『半沢直樹』シリーズ、ルーズベルトゲームなど、数々の名作を生みだしたとてもパワフルな作家です!
僕はこの作品に出合ったのは大学2年のころでした。
丁度ドラマで下町ロケットが放送されてるのを見るようになったのがきっかけで、親の本棚から引っ張り出して勝手に読んでいました(笑)
大学の通学に時間がかかっていたので、電車の中で読み、講義中も前の人の背中に隠れて読みふけりました(学生の方は真似でしないでくださいね!!)
上下巻ありそこそこ分量も多いですが2日で読み終わり速攻で友達に勧めまくっていたのを覚えています(笑)
話の内容は、タイヤ脱落事故と大手自動車メーカーのリコール隠しをテーマにした経済小説です。
事故を起こしたの運送会社の社長である主人公が、自社の無実を証明すべく巨大企業の闇に挑むみます。
これは2002年に発生した三菱自動車製大型脱輪によるトラックの死傷事故、三菱自動車によるリコール隠し事件などを物語の下敷きとしています。
実際の事件をモデルにして進む話は、ノンフィクションを疑うほどのリアリティで、
何度も襲い来る絶望と、それを跳ね除けてやっと掴んだ希望もまた闇に葬られる主人公のメンタルとリンクして何度もうなってしまうほどです(笑)
、それでも読み進める手が止まらないのは、何度打ちのめされても立ち上がり、別の解決策を求めて奔走する主人公の姿に人生の苦難が重なっているのと、
頑張っているからこそ最後には報われてほしい!という願いからです!
頑張っている人は応援したくなりますよね。とはいえ、何回上げて落とすねん…って思いました(笑)
正義と社会人や組織ゆえの立場を踏まえたストーリー展開は現代の資本主義社会を巧妙にとらえた作品だと思います。
どんでん返した人情、現代社会を舞台にしたリアリティの高い作品に触れたい方にはお勧めの一策です!
個人的には社会を分かってくる大学生や、日々の仕事にもまれて頑張っている社会人の方にはぜひ読んでいただきたいですね!
4冊目:ジェノサイド
4冊目は高野和明先生著、『ジェノサイド』です。
この本に出合ったのは高校一年生の頃でもう10年近く前のことになるのですが、
初めて読んだ時の衝撃は今でも忘れません!
この本に出合うまでは、ずっとファンタジー物の小説を好んで読んでいて、
「なんで本の中でもリアルな世界に触れなきゃいけないんだ、ファンタジーだけでいいのに」
なんてかなり偏った考え方を持っていました(笑)
本屋に行ったときに、たまたま読んでみたい本がなくて、たまたま目についたこの本の表紙が気に入り、
「高校生になったし、ちょっと小難しいジャンルも読んでみるか」と手に取ったのを覚えています
買った理由も意味わかんないし、帯に書いてあるあらすじを一切見ずに買った点からも、
どれだけこの本の表紙が気に入ったのかがわかってもらえると思います(笑)
あらすじとしては、
亡くなった父からの指令で、とある難病の特効薬を作ることになった大学院生の研人、その難病の息子を持つ傭兵のイエーガーの
二人の主人公が、それぞれ動く中で物語が重なっていく、といったものになっています。
一見どう考えても関わりようの無い、日本の一介の大学院生の研究と、コンゴの紛争地帯と、アメリカ大統領が抱える機密事項が一つに重なり合っていく展開には、目を見張るものがあります。
それぞれの話が進むにつれて、一つの事実が浮かびあがり壮大なテーマが浮かび上がってきます。
壮大ながらロジカルに進む話の展開の面白さだけでなく、国とは?、命とは?、人類とは?といった途方もないテーマが投げかけられ、いろいろと考えに耽ったのを覚えています!
壮大なテーマや哲学的な側面がある物語、登場人物たちが作り出す群像劇が好きな人にはとてもお勧めできる作品です!
5冊目:木曜日にはココアを
最後のおすすめは『木曜日にはココアを』です!
1~4冊目までは2020年以前に読んだの作品ですが、今作は唯一社会人になって読んだ作品です!
社会人になって実用書やビジネス書に手を出していたので、最近はあまり小説を読んでいなかったのですが、
この本も4冊目に紹介した『ジェノサイド』と同様に表紙に一目ぼれして買いました(笑)
めっちゃおしゃれだなー、部屋に表紙が見えるように飾りたいなーと思いながら読み進めましたが、
内容も表紙に負けず劣らずのおしゃれなお話でとても癒されました!
この本の魅力は短編が12話まとめてあり、時間のあまりない社会人にも読みやすい点と、
短編12話がなんと数珠繋ぎのようにつながり、巡り巡って題名に行きつくところがなんとも心温まる、そんなほっこりする作品でした!
これまで長編小説をずっと読んできて、こういったショートショートな書籍に触れてこなかったので軽くカルチャーショックを受けました(笑)
内容は、
川沿いの桜並木がちょうど終わるあたり、大木に隠れてそっと建っている喫茶店マーブル・カフェの店員さんから始まる物語。
カフェの一席から始まる登場人物のつながりが物語を紡いでいきます。
ほんのり甘くて、たまにほろ苦いそんな日常を描く本作ですが、
本を読みたいけれどあまり時間がない人、長編小説は中々読み進められない人、人と人の温かい話が読みたい人には特におすすめです
まとめ
いかがでしょうか?
僕がこれまでに読んできた本の中でのおすすめ5冊だったので
ジャンルもバラバラではありますが、どれも読みごたえのある良い本です!
この機会に僕も読み返してみようと思います!
ここまで読んでくださった方の中で
「お前この本読んでねーのか!?」
と言うようなおすすめの小説がありましたら是非教えてください!
それでは今回はこの辺で!
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